Team-Up機能はTeamsのScoutモードに統合されました。.
チーム編成の方策
チームの計画プロセスはおおよそ次のステップで行います:1
戦略を実行するために必要なスキルを定義する
2
必要なスキルを持つメンバーを探す
ここは2つのシナリオに分かれます;
- 仕事の内容と難易度が明確であり、確実にエキスパートを見つけたい(Assign mode)
- 戦略やタスクに曖昧な箇所があり包括的なメンバー検索を実施したい(Scout mode)
3
必要なスキルを持つメンバーを適切な役割に割り当てる
必要スキルの定義とチームの初期設定
1
チームを作成する
画面左上にあるTeams タブを選択して、チームを作成を開始します。Create New Team の下にある+ボタンをクリックします。

2
初期設定を行う
以下の初期設定手順に従ってください:
- チーム名を入力してください
- 説明を追加(任意)
- 必要スキルを追加(次のステップ)
3
必要スキルを追加
入力フィールドには予測入力機能が含まれており、スキル名の表記的な揺らぎを気にせずに適切なスキル名を選択できます。スキルを追加し忘れた場合でも、後からいつでも追加できます。

チームに必要なスキルを判断するのが難しい場合は、無理に追加しようとしないでください。まず、暫定的な理想のスキルを設定することから始めましょう。Teamsの体験において重要な要素の一つは、ギャップを可視化し、勇気を持って取り組むべき課題を認識することです。無知の知に挑むことではありません。
4
チーム作成は完了です
候補者を探す
作成したチームに移動し、右上にあるAddをクリックして検索モードを選択します。
AssignとScout
- Assign
- Scout

Assignモードを使用するにはManagerもしくはAdmin権限が必要です。
メンバータイプは後で整理できます。いまは一時的な設定をしておきましょう。
Member Types
Teams機能によるチーム管理には、4つのメンバータイプがあります。- Leader: プロジェクトの推進と最終意思決定を担うメンバー
- General Member: プロジェクトを推進する複数のタスクを担当するメンバー
- Specialist: 特定のスキルに関するマネジメントや重要な貢献を行うメンバー(例: シニアエンジニア)
- Advisor: プロジェクトの定常業務には参加しないが、専門知識が必要な一時的なタスクを支援するメンバー
適切な候補者が見つからない
これは失敗ではありません。むしろ、組織全体に影響を与える重要な洞察を得た瞬間です。あなたは今、人材を内部で育成するか、外部から獲得するか決断を下すことができるデータの準備が整っています。 ただし、もう一つ確認すべき点があります。理想のスキルを既に持っている人が存在する可能性の考慮です。ワークスペースでセルフレビューサーベイを実施し、求めるスキルセットを持つ人材を探してみませんか?スキルと候補者のマッピング
候補者を追加した後、チーム整理されていないように感じられるかもしれません。まずはスキルをメンバーに割り当てる作業から始めましょう。割り当ては簡単です。Required Skillsの右端の列にある編集アイコンを選択し、適切なメンバーのAssignボタンをクリックするだけです。
Required Skillsの右上にあるEditボタンから、スキルの追加または削除、ピアレビューよるスキルレベルのフィルタを設定することができます。
チームのレポートを分析する
候補者を最終決定する前に、Report タブに移動してチームの状況を確認しましょう。ここでは2つの分析をを行うことができます。Skill Coverageで戦略実行に必要なスキルが十分かどうかを確認し、Skill Assignment Distributionで特定の候補者への依存度(メンバーへの負荷)を確認します。- Skill Coverage
- Skill Assignment Distribution
Skill Coverageは、スキルに十分なメンバーが割り当てられているか、戦略実行に対してチームにスキルギャップがないかを確認するための可視化手法です。Summaryの用語は以下のとおりです:- Qualified: スキル保持者 (自己申告/セルフレビューとピアレビューのどちらかにデータがある)
- Assigned: アサイン済の候補者数
- Assignee Qualification Rate: スキル保持者がアサインされている割合 (Qualified AND Assigned)
- Highest Level: アサイン済候補者のうち最も高いピアレビューのProficiency Level
Skill Coverageから次のようなことがわかります
Skill Coverageから次のようなことがわかります
- Assigned < Qualified : アサイン漏れ、もしくは候補者過剰
- Assigned = 1: SPOFとなる可能性がある
- Assignee Qualification Rate < 100: スキル未保持者のアサインが存在する(教育など)
- Assignee Qualification Rate = 0: スキルがないため教育や人材獲得の施策が必要
- Highest level = Self-reported: 重要なスキルであれば次回ピアレビューに含む必要あり
得られた洞察に本質的な良し悪しはありません。戦略実行の能力が不足している場合、獲得や能力開発のためのサブ戦略を策定することができます。重要なのは、データをもとに次のアクションを決定することです。
スキルの不足やアサインの冗長さに不安がある場合は候補者の検索に戻りましょう。
- バスファクター: あるタスクに対して何人抜けたら仕事が止まるかを表す人数
- SPOF(Single Point of Failure,単一障害点): 一人だけがあるタスクの遂行能力を持つ状況、バスファクターが1の状態
メンバータイプを調整する
満足のいくレポートを作成できましたか?あと一歩です。チームメンバーの役割を改めて明確にしましょう。ここでは組織内の役職に基づいてメンバータイプを決定するのではなく、戦略実行に必要な業務に関連するスキルに基づいて割り当てることが重要です。e.g. タイトルのないUI/UXデザイナーとバックエンドエンジニアがプロジェクトの発起人であり、直接VoCを収集しているのであれば彼らがプロジェクトのLeaderであるべきです。整理後に”!“が付いたメンバーは、特定のスキルに割り当てられていないメンバーです。メンバーカードの三点リーダーをクリックし、Remove from teamを選択することでチームメンバーから外すことができます。
おめでとうございます!実行可能なあなたのチームが完成しました。
チームの編集と削除
チーム情報をいつでも編集できます。
- チームタグ
- チーム情報の編集
- チームの削除
この操作は元に戻すことができません。